土壁入門
2010年 08月 28日 (土)
毎朝毎朝暑くて、今朝の機嫌が悪かったです、すいません。
さあ、たまには現場のことなぞ書いてみたりしたいと思います。
以前ちらっと書いていた内子の町並みの古民家再生。
現場には、
さて、何でしょう。
ゲゲゲの鬼太郎のぬりかべの中身です。
昔のおたくでは当たり前に使われていた土壁。
その中身は、↑のようなもので出来ているわけです。
まさに自然素材そのものですよね。
体に悪影響があるわけがない。
しかしながら、最近は簡素化のためにこの古舞壁、ボードにとってかわられております。
↓見ていただいたらわかりますが、大きなボードを張るのに比べたら手間が全然違うわけです。
矢野左官の職人さんたちの手によって、
編まれます。
柱と柱の間に「貫」という木材を通して、そこに「間渡し竹」「小舞竹」を通して、荒縄で巻いて固定していきます。
すごく丁寧な仕事で、美しいです。
このままでもいいぐらい。
意匠的には。
風ふきっさらしになりますが。
こちらが終わると、数回に分けて土壁(荒壁・中塗り・上塗り)が塗られていきます。
その過程は随時お届けします。