西渕工務店通信

言い得て妙

2011年 12月 22日 (木)

昨日の日記の駅伝大会についてですが、毎年1月に開催されている内子町の行事です。
ここ数年参加しています。
内子町内を出発し、小田方面に走っていきます。
大瀬で折り返して、帰ってきます。
大瀬まで10キロぐらいあるんですね。
今朝、内子の町並みにあります上芳我邸に行って来ました。
11月に改修工事が終わったばかり(弊社はまったく工事してません)。
上芳我邸に使われている構造材の地元での呼び方について、会長が先生をしました。
内子町内で長生きしている昔ながらの大工さんって会長ぐらいなのかもしれません。
上芳我邸はちなみに明治27年上棟だそうです。
大工さんの言葉にもいろいろ方言というのがあるので、東京とかでたまに通じない言葉もあります。
たとえばヤダキのことを牛木と言ったり。
二重梁のことを甲乙と言ったりします。
そんな言葉をレクチャー。

IN二階。
構造がむき出しになっていました。
でっかいです。
甲乙含め梁が四重です。
一般公開されていますので、ぜひ行ってみてください。
構造が間近で見られるようになっています。
ものすごい太い大黒柱があったんですが、柱にはすべて番号を振っているらしく、大黒柱の番号は必ず「88」なんだそうです。
そして棟上のときには大黒柱の足元に米を一俵縛り付けていたんだとか。
八十八、を重ねて書くと、米という字になるんですねー。
末広がりで縁起が良いとされていたらしいです。
大黒柱はよく角を面取りしてありますが(直角の部分をすこし削るみたいな感じ)、面取りの幅も八分八厘にしていることも多いそう。
3cmぐらい??
昔の人の知恵ですね。


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