それから
2012年 05月 11日 (金)
伊予市市場の『はじまりの家』は基礎工事と並行して、上棟に向け、大工さんたちが墨付・刻みを行っています。
墨付ちゅう。
家の骨組み(軸組)というものを想像してください。
柱の上、外周部分をぐるりと木材が横に掛かっていますね。
間にも梁や桁がたくさん掛かっています。
木材の長さには限度があるため、その長さよりも長いものが必要なとき、木材を継ぐということをします。継手といいます。
尻ばさみ継という、昔からの継手です。
まったく同じに加工された二本の木材があります。
↑の写真で間が空いているのがおわかりだと思います。
この真ん中の部分に栓を打ちます。
先が細くなっている栓を打っていくに従って、材がちょっとずつ押され、加工されたところにはまっていって、強く締まっていくんですねー。
ということなんですが、この説明でわかるんかいな。
『はじまりの家』は土壁のおうちなので、写真下の方にまあるく穴が空いています。
なぜかというと、土壁の下地は竹。
細い竹がこの穴に入るのですよ。
またこちらは順次お届けしますが、このように下地をつくるための下準備が今のうちから必要なのです。
あと柱にも土壁下地用の貫板を差し込むための加工がされます。