大工
2012年 07月 14日 (土)
昨日はチルチンびとの研修で岡山にいってました。
そのあと、東広島の坂田工務店さんのモデルハウスにお邪魔してきました。
仕上がりには見えてこない手間が、綺麗な納まりをつくるんですよ。
お忙しい中、ありがとうございました。
お昼休みの松山市東野『燦燦笑顔の家』。
大工工事真っ最中です。
西渕工務店の「家をつくる人たち」。
棟梁のヒロ(左)と、大工のダイスケ(右)。
あと写ってないけどリッキーもいます。(あだ名はリッキーで確定みたいです。
大工さんは入社して5年、弟子として修業します。
弟子抜けしたのがヒロ先生で、現在棟梁としてバリバリやってます。
世間では、大工技術に専門的な技術がいらなくなってきています。
大工さんの手間=コストだからです。
施工が簡単なものは、お金が掛からないんですね。
昔は竹を編んで、土を塗っていたものが、今や畳一枚分の接着剤で貼りあわせた板を貼ることになっているのが家づくりの世界です。
これまで日本人が千ウン百年以上掛けて培ってきた技術をかなぐり捨てて、さて。
という話です。
日本の社会全体の問題と言ってしまえばそれまでになってしまうので、とにかくやはり、残していくことって必要なんですよ。
手間を掛けて、最高の仕事が出来ればいいけど、さすがにそこまでは出来ないのも現実。
取捨選択や、企業努力を繰り返して、試行錯誤しております。
たとえば、自社に加工機を導入して、手刻みと機械加工と分けて、コストを下げたり。
簡単につくりあげた家よりも、大工の技術でつくりあげた家の方が、長く暮らしていく上で「良い」家だと信じて。
というわけで、ウン十年後、大工さんがちゃんと家を建てられなくなってはいけないので、若い大工さんが結構おりますが、温かい目で見守ってやってください。
(新人度合いでいうと、リッキーの次なんですが、私)