全貌!
2014年 08月 04日 (月)
大洲市『陰翳礼讃の家』、足場が解体されました!
すっきり~。
モノトーンの大変荘厳な出来ではないですか。
これから中塗り…またまた乾燥期間です。
中塗りとは、土壁の場合の工程のひとつです。
えつり(竹下地)→荒壁塗り(表)→(裏)→中塗り(中塗りを仕上とすることもあり)→仕上げ(漆喰)
と続きます。
中塗りの前に大工仕事をすべて終わらせるんですね。
ということで長かった大工工事ももうすぐ完了です。
土壁というのは湿式工法といって、水を使うので、それを乾かす期間というのが必要なのです。
その期間を短縮するために現在乾式工法が主流になってきたわけですが、千年以上受け継がれてきた文化ですから、絶対後世に受け継ぐべきものです。
土壁の場合、天然の調湿作用が抜群で、しかもすべて自然素材です。
内子の粘り気のある土は土壁に最適なんだとか。
それに藁縄、竹、しゅろ、すさ…などなど。
解体しても土は再利用可能です。なんと!
乾式も良いけど湿式もね。