西渕工務店通信

サステナブル先導事業

2016年 11月 14日 (月)

こんにちは。

本日、国土交通省が募集していたサステナブル先導事業(気候・風土型)に今度着工します松山市南江戸の家が採択されました。

おめでとうございます。

 

「地域の気候風土に応じた木造建築技術を活用しつつ、現行の省エネルギー基準では評価が難しい環境負荷低減対策等により、長期優良住宅又は低炭素住宅と同程度の性能と評価される住宅(モデル性、先導性が高いプロジェクトとして評価委員会により選定されたもの)」

だそうです。

難しいですね。

 

2020年に建築基準法が変わって、断熱性能・省エネルギー性能を有していることが義務化されそうな勢いです。

エアコンの効きをよくするにはどうするかと考えたときに、壁に断熱性を持たせれば熱損失が少なくて済むからいいんじゃないかっていう考え方なんですね。

土壁の場合、断熱性能はほぼありません。

(その代わり蓄熱性や調湿性などいい面もたくさんあるし、何より日本の住宅の歴史そのものです。)

土壁の家がますます建てづらくなっていくのではないかという中で、今回の事業。

 

今回の事業は、土壁や木製建具、格子、大工技術など日本独自の住文化が評価されています。

自分たちがやりたいことが生き残る道がここにあるわけなのです。

 

 

土壁・地域産材・地元の建具・地元の大工・軒の出・あらわしなど、ふだんやっていることしか申請してないんですが、それらが評価されるということはありがたいことです。

 

 

 

断熱材をいれる家も建ててますよー。

パーフェクトバリアという断熱材を標準仕様としています。

こちらはリサイクルペットから生まれた断熱材で、透湿性のあるものです。

 

 


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