木摺り
2018年 02月 15日 (木)
土壁の下地といえば、竹小舞下地ですが、今回は木摺り下地で土壁をつけていきます。
細い木をいっぱい打ち付けます。
この状態でも仕上げになるぐらいはきれいだと思うんですが…表面はアラなのでがざがざしております。
で、ここに土と水と藁スサを混ぜたものを塗っていってもらうんですが、ホラーじゃないよ。
シュロです。
ほうきに使うあれです。
ヤシの木みたいな形の木で樹皮をつかいます。
今調べたらヤシ目ヤシ科ヤシ属の総称をシュロと呼ぶそうな。
竹小舞下地の場合、竹を編んだ藁をくくりつける「貫」という木の板を柱と柱の間に通すんですが、その板の分だけ土壁が薄くなってしまうために割れを防ぐためにシュロを入れます。
今回は下地が木なのでこんな感じで入れるみたいです。
左官さんは毎日がお天気や気温、湿度との勝負。
今年は寒い日が続くので参ってしまいますねえ。