えつりかき
2020年 08月 07日 (金)
大洲市『(仮)大洲の家』
竹小舞下地土壁の家です。
昔ながらの土壁を昔ながらの材料でつくっていきます。
竹で下地を組んで、そこに土を塗っていくんですが、その竹下地のことを「えつり」といいます。
竹を縦横に編むんですが、動詞としては「かく」です。
なので「えつりかき」といいます。
細くて丸い竹を縦横に這わせて、ちょっと太い竹を半分に割ったものを更に縦横に這わせて藁縄で竹と木(貫板)にくくりつけます。
これものすごく手が痛いんですよね…。
左官さんには頭が下がります。
たくさん工程があるのでまたお伝えしていきます。
昔の木造の建物は必ずこのように土壁をつくっていっていました。
土壁は調湿性、蓄熱性があって、ほんとの自然の素材なのでおすすめしてます。