荒壁
2020年 08月 27日 (木)
大洲市『(仮)大洲の家』
左官さんの荒壁塗がついにはじまりました。
現代の住宅で土壁が珍しくなってしまった原因に湿式工法だからという理由があります。
湿式とはその名の通り、水を使います。
水と土と藁を混ぜて壁土を練り、片方に土を塗ってから乾かして、裏面を塗っていく為、2か月近く乾燥期間が必要なんですね。
ということで時間がかかるので敬遠されてます。
でも土壁は本当の昔ながらの日本の住文化の結晶であり、ほんとの自然素材、調湿性・蓄熱性に優れた素材です。
今回はしかも熟成土といって、半年以上寝かせて藁を発酵させた土を使っています。
土により粘りが生まれ、強い土壁になってくれます。
左官さんもどんどん高齢化が進んで心配な業界です。
天候や気温、季節、自然と共に仕事をしていく。
楽しいお仕事ですよ(勧誘