森と海
2021年 05月 27日 (木)
先週はじまったNHKの朝の連続テレビ小説、ご覧になられてますか?
(ちなみに私は2010年度からだいたい朝ドラを見てます。ちなみにベスト3はあまちゃん、カーネーション、スカーレットです)
気仙沼(海)で育った女の子が登米(森)で働いて、おそらくこれから気象予報士になるんですが、今は森林組合で働いてらっしゃる。
昨日の放送では、子どもの林間学校で木の伐採シーンがありました。
木が成長していく過程で、木と木の間が詰まってしまうと地面に光が当たらず、下草が成長せずに地表がむきだしになってしまい、大雨が降ったときに雨がそのまま地表を流れることによって土砂崩れの危険が高まるんだそう。
なのである程度間引きして、良い材を選んで育てたりします。
これを間伐といいます。
日本の山はほかの国と比べて山自体が急峻(斜面が急)なので、なかなか道もつけずらく伐りだしや手入れも大変なんだそうですが、山を持つ人々がこれらの手間をかけてくれることで街に住むひとたちの暮らしが安全に保たれているという面もあります。
↑おととしの伐採ツアーの様子。手入れがされた山は明るくて気持ちが良かったです。
家を建てたり家具をつくったり、ぜひ地域の材料でというお話なんですけどね。
ただ、山から流れ出た水が川になって海に流れていきますが、土壌の栄養分が海にいるプランクトンの餌になって、更には魚の餌となって・・・と循環していくんですね。
最近、チルチンびとの会の方々とオンラインで木育の話をする機会があるのですが、自分たち地域に根差した工務店が地元の木を使っていることは財産なのではないかと。
アウトドアブームも来てますが、山に入ると気持ちいい。
フィトンチッドという木に含まれる化学物質がそう感じさせてくれるそうで、それは木が木材になっても成分として残ってるそうです。
いろいろいろいろ循環して、自分たちに関わっています。