木を伐る
2022年 04月 02日 (土)
今日は小田の山林へ。
おじいさまが60年前に植えた杉の木を、お孫さんが家を建てるのに使います。
その木の伐採をしました。きれいな場所ですね(^^)
手入れがされている山はとても明るいです。
数年前に一度間伐の為に林道をつけていたため、搬出がしやすく割とすんなりと出来ましたが、このあたりの山は急峻なため搬出経路が確保しづらく、山はあっても経費が掛かりすぎてしまうというのが現状です。
搬出道路がない場合は道をつけるところから、という話になってしまって金額的に折り合いがつかなくなってしまいます。
今木材を製材所さんから買わせてもらってますが、手間などを考えると本当に安価です。
たくさんの林業をされる方々の努力の上に、私たちの家づくりが成り立っています。
戦後、おじいさんおばあさんの代のひとが苦労して植えたり世話をしてきた木々なので、もっと現状を打破できるようなことがあればいいんですが。
内子町森林組合にお願いして伐っていただきましたが、木をどの向きにどう伐って倒せば出しがいいかなど、やはりプロの仕事です。
この木とこの木の間、とか結構シビアな要求みたいです。
見ごと狙い通りの場所に倒せたとのこと!
木が倒れて山に響きわたる音は迫力満点です。
ほそ~く見えるんですけどね、大人が抱き着いても腕が回らないぐらいの太さです。
伐り倒されたあとの幹。チェーンソーでちょっと薄く伐るんですね。なんでだろ。がじがじになった部分を切り取るんですかね。
捨てかけていたものをいただきました。
伐った直後は水を多く含んでいるのでしっとりしています。
伐ったこの木が何に使われるかは挽いてもらってから決めます。
山と、地元の製材所、地元の工務店だからできることです。
木は丸太の状態で製材所に運ばれ、木材になっていきます。
お施主様、貴重な機会をいただきましてありがとうございました!
内子町森林組合の皆様も素晴らしい技術を見せて頂きましてありがとうございました。