タイコ
2022年 05月 19日 (木)
木材加工場にて只今、八幡浜市「(仮)保内の家」の墨付けを行っています。
杉の太鼓挽き材。
木はもちろんもともと丸いんですが、写真のように二方向を製材して太鼓みたいな形にすることをタイコと言います。
松丸太はそのまま使うことが多いですが杉の場合はこのように太鼓にすることが多いです。弊社の場合。
ちなみに木は乾燥するにつれて強度が増すという性質があります。
乾燥するに従って表面が割れることがありますが、これは必ず入るもので強度に影響はありません。
柱材はあらかじめ背割りといって、切れ目を入れてそこにひび割れが行くように調整します。
そしてこれを仕上がりからは見えない方向へ向けます。
昔々から受け継がれてきた常識というやつです。
今回は越屋根もあります。
建つのが楽しみですね。