気候風土適応型住宅
2024年 03月 12日 (火)
気候風土適応型住宅事例集が届きました(^^)/
来年、建築基準法が改正されて省エネ性能への適合が義務化されます。
住宅性能表示制度という基準がありまして、省エネ性能には1~7まで段階があって数字が大きいほど性能が高いとされています。
今回は4への適合が義務化されます。4というと2年ぐらい前までの長期優良住宅レベルです。なので割と高い基準ですね。
法律が改正されると土壁の家が建てられなくなるということを言われるのですが、さすがにそんなことはありません。
ちなみに土壁は、日本の住文化で千年以上の歴史のあるものです。それがなくなるのは余りにおかしな話です。
土壁は保温性や調湿性に優れていて、究極の自然素材です。なんたって土なので。
柱と柱の間に、竹を縦横に編んでそれを藁縄で縛り、そこに土をつけるという。
なので壁自体に断熱性がありません。
天井や床下に断熱材を用いることで基準には適合しませんが、ある程度の断熱性能を持たせることができます。
このように昔ながらの土壁の家を守っていくために国が打ち出しているのが「気候風土適応型住宅」です。
西渕工務店では平成28年に「南江戸の家」にて平成28年度サステナブル先導事業(気候・風土型)第一回募集分採択された実績があります。
この時の省エネ性能等級が3です。
魔法瓶みたいに密閉するよりは風を通してやって暮らせる家がいいなと思っています。
で、冒頭の写真の事例集が届きまして、全国の事例が掲載されています。
本社にありますので興味のある方はぜひお声がけください。