杉・赤・柾
2024年 07月 04日 (木)
八幡浜市「仲之町の家」
大工工事もだいぶ佳境に入っておりまして、こちら和室の天井部分です。
杉材ですが、丸太は大きく分けて二層になっており、切株を想像していただきたいのですが、真ん中が赤くて外側が白くなっています。
真ん中を芯材、そのまわりを辺材といいます。
木は成長とともに外側から太っていくのですが、年輪の部分をうまーく挽いてやると板の目合いがまっすぐになります。
これを「柾(まさ)板」と言います。
なので、今回は赤い部分だけを選りすぐり、さらに柾にして使っているのでなかなか特別な天井板となってます。
ぱっと見、なんのことはないように見えるんですがちょっとずついろんなことをしてます。