四季の風こえる家
大洲市
イメージパース
外観イメージ。 シンプルな切妻屋根の平屋。 南東の窓が大きく開く、シンプルモダンなスタイル。
イメージパース
リビング部分の内観イメージ。 勾配天井と登り梁。 一部タイル張りとして、薪ストーブを置きます。
地鎮祭
5月吉日、「四季の風こえる家」の地鎮祭が執り行われました。 神職の方にお越しいただき、この土地を使わせていただくことを神様に報告する儀式です。
地鎮祭
盛砂に施工者と施主がそれぞれ鋤と鍬を入れます。
図板
大工さんが図板を書いているところ。
根切
現場は基礎工事へ。 土を掘っていきます。基礎は土に埋まるような形になるので、このようなことに。 代わりに砕石を敷き詰めます。
配筋
基礎の鉄筋を組み立て終わったところです。 鉄筋コンクリート造といって、お互いの弱いところを鉄とコンクリートで補い合っています。
登り梁
木材加工場で刻んだ登り梁を仮合わせしています。 同じ加工をした2本の木材を斜めに組み合わせています。
土台敷
基礎が完成して、上棟を前に基礎の上に土台と呼ばれる家の一番下端にくる部材を敷いていきます。 ところどころ見える黒いものは基礎パッキンといって、土台を浮かせるためのもの。 この黒い部材の隙間から空気が基礎の下を通ります。
捨て板張り
更に事前に床の下地板を貼っておきます。 床下の断熱材もこのときに一緒に敷き込みます。
上棟
7月吉日、待ちに待った上棟の日です。 暑い一日になりそうです。 まずは柱を一気にみんなで立てていきます。
登り梁
登り梁は棟を頂点に組み上げられます。 このまま吊り上げるためにあらかじめ地上で組み立てます。
大黒柱
大黒柱を納めているところ。 屋根の真下あたりまでの長さのものが立ちます。
登り梁
大黒柱の上に桁を掛けました。 その上部に先ほどの登り梁をレッカーで吊り上げ、納めていきます。
小屋組み
ほかの梁や桁などを納めているところ。 そのあとは屋根の下地となる小屋組みを納めていきます。
棟納め
そして、家の一番上に納められる材料「棟」の登場です。 お施主様にも上がっていただいて、一緒に棟納めを行いました。
全景
緑深いこの地に、平屋の家が建ちました。 大工の技を結集させた家です。
記念撮影
棟が上がったあとも屋根仕舞の作業が続き、一日の終わりに上棟式を行いました。 そして最後に記念撮影。 この度は誠におめでとうございます。 たくさんのお心遣いを賜り誠にありがとうございます。 スタッフ一同完成に向け精いっぱい尽力して参ります。
垂木
棟が上がると雨に濡れないよう屋根をつくっていきます。 垂木という屋根の骨組みとなる木材を並べて打ち付けます。
野地板
垂木の上には野地板。 斜め貼りといって、屋根の方向に対して45度振った角度で野地板を貼ります。 こうすることで地震への耐力が上がります。
フォレストボード
板金屋根の場合は更にフォレストボードという秋田杉でできたボードを貼っています。 調湿・透湿・防音・断熱性能を持っています。
ルーフラミテクト
更に防水シートを貼って、雨が屋内に浸入しないようにします。 水下から水上へと貼り上げることで、雨が内部に浸入しません。
内部
屋根仕舞が終った直後はこのような状態。 ここにいろいろな部材を取り付けていきます。
筋交
筋交や間柱は羽柄材と呼ばれます。 これらを取り付けて、窓サッシを取り付けていきます。
サッシ取付
鋼製建具が取りつけられたところ。
外壁下地
ぐるっと防水シートで建物を覆い、縦胴縁を打っていきます。 こちらが通気層になります。
天井下地
勾配天井部分の天井下地。
外壁下地
通気胴縁の上にラス板を貼ります。 今回は塗り材が仕上げになります。
天井板
LDKの天井は勾配天井。 屋根なりに天井板を打ち付けています。
天井板
他の部屋は平天井。 LDKのものと同じ杉の板です。
フローリング張り
床下地板に直交させて、フローリング板を貼っていきます。 今回は長野県産の松の板です。
ハーフユニット
お風呂は浴槽から下がユニットバス状になったハーフユニットと呼ばれる商品を使います。 一般のユニットバスと呼ばれる商品よりも自由度が高いです。
式台取付
玄関の式台を取り付けます。 フローリングと同じ材料を使うこともありますが、今回は銘木材として桜を使います。
式台取付
玄関側から見たところ。土間の仕上げは後から。
外壁下地
通気工法を用いて、モルタル下地をつくっていきます。 ラス板の上に更に防水シートを貼っていきます。
壁造作
天井と壁の見切り材「廻縁」を入れていきます。
外壁下地
モルタル下地を塗っていきます。 二週間以上乾燥させます。
戸袋
戸袋部分に杉の赤い柾板を使います。 パネル状にして一気に組み立てます。
玄関ニッチ
玄関にニッチカウンターを取り付けます。 こちらも桜の面台。
壁板
トイレの壁は桧板貼。 戸袋を造って、鴨居の上は短い板を貼っています。
トイレカウンター
大工さんによってトイレカウンターが施工されています。 面皮つきの杉板。ここに砥部焼の器が乗ります。
食器棚
食器棚をつくっているところ。 図面から書いて、図面をもとに自社の木材加工場で板をつくり、現場で組み立てます。 家にぴったりの食器棚が生まれます。
造作キッチン
キッチン本体を大工さんがつくります。 写真は天板の下地です。 左と右の開口はコンロとシンク部分です。
造作キッチン
先ほどの天板を、大工さんが組んだ下地の上に乗せています。
外部足場解体
仕上げの左官材料・ゲーテウォールが塗られ、外部足場が解体されました。 ようやく全貌がお目見え。
洗い出し仕上げ
玄関床の洗い出しを施工していきます。
木製建具
建具職人さんが木製建具を吊りこんでいるところ。
引出し
引出しを取り付けていきます。 現地採寸して、工場製作したものを現地に取り付けて微調整します。
完成
「四季の風こえる家」が完成しました。