趣味と木を楽しむ家
内子町五十崎
外観イメージ
内子町の見晴らしの良い場所に建つ「趣味と木を楽しむ家」。瓦屋根に、焼杉と漆喰塗りでシンプルな平屋です。
内観イメージ
勾配天井を活かしてロフトを設けます。コンパクトながら、広がりを感じる空間に。
地鎮祭
9月吉日、地鎮祭が執り行われました。四方祓いといって、土地の四方を清める儀式をしています。
地鎮祭
残暑が厳しい日でしたが、滞りなく終えることができました。本日は誠におめでとうございます。着工に向け、準備を進めていきます。
基礎
現場は基礎工事が始まりました。コンクリートを流し込むための型枠を組みました。
墨付け
工場に木材が搬入され、棟梁によって墨付け作業をしています。墨汁を使って印をつけ、その印をもとに加工をします。
切り組み
墨付けが終わった木材を加工しています。写真真ん中にあるのは登り梁です。工場で一度合わせてから現場へ搬入します。
基礎
立上り部分のコンクリート打設中。型枠の中には、鉄筋や基礎と建物をつなぐアンカーボルトを設置しています。
基礎完成
養生期間をとり、型枠を外しました。基礎の完成です。
土台敷
工場で加工した木材を現場へ搬入し、土台や大引きを設置しました。この後配管工事などを行い、いよいよ上棟です!
上棟
10月吉日、上棟の日を迎えました。早速作業を始めます。
柱建て
柱に書いてある記号や番号をもとに、それぞれ建てていきます。 木材にはどこにどれが納まるかルールに則って名前がつけられており、この日初めて現場に来た大工さんでも見ただけでわかるようになっています。
梁
柱を建て、梁や桁を納めていきます。大工さん数人で息を揃えていろんな方向を見ながら合わせます。
込み栓
材料をつなぐ部分に「込み栓」と呼ばれる棒状の木(木製の釘)を打っています。 それぞれの木材に穴の加工が施されていて、込み栓を打つことで強固になります。
継手
大きな木材をつなぐ、金輪継ぎという継手の種類です。栓をいれることで、木材がしっかり組み合うよう加工しています。
登り梁
登り梁は屋根の勾配なりにかける梁です。地上で組み、レッカーで吊り上げます。
棟納め
建物頂部にくる木材を「棟」といいます。棟納めを、お施主様と大工さんで一緒に行いました。
祝上棟
お天気にも恵まれ、無事に上棟となりました。お施主様におかれましては、たくさんのお心遣いをいただきましてありがとうございました。 本日は誠におめでとうございます。
屋根仕舞
垂木を打ち、野地板を斜め張り、その上に防水シートを水下から貼っていきます。ルーフラミテクトという防水シートは透湿性があり、小屋裏の湿気を外部へ逃がしてくれます。
屋根瓦葺き
瓦を葺いていきます。今回は、劣化しにくく、美しい外観を保つ淡路瓦です。
金物・鋼製建具
筋交いや間柱が入り、構造金物を取り付けたり、鋼製建具を取り付けています。
外部防水シート
雨が室内に入りこまないための防水シートで、建物をぐるりと囲います。
断熱材
天井に断熱材(パーフェクトバリア)を敷きこんでいきます。透湿性のある断熱材です。壁にも同じ断熱材をいれます。
外壁
空気の通り道をつくるための通気胴縁(縦)を打ちます。 その後、土台水切りも取り付けます。外壁から伝ってきた雨が、基礎や土台に入らないようにする役割があります。
ユニットバス
ユニットバスを組み立てます。弊社ではタカラスタンダードを標準仕様としています。
天井
勾配天井を杉板張りで仕上げます。空間の立体感や奥行きが生まれ、解放感が増します。
床仕上げ
床下地の上に、向きを変えて床板を張っていきます。今回は松の無垢材を使用します。
ロフト
一部ロフトを設けています。ロフトのリビング側には、目隠し格子を造作。アクセントをつけています。
間仕切り壁
壁下地が張られ、建具枠が入り、どんどん間仕切り壁が出来ています。石膏ボードも貼っていきます。
外部下地
仕上材の下地となる横胴縁を施工したところ。そして焼杉を張っていきます。板が多めに張られている部分は漆喰仕上げの予定です。
外壁
焼杉を張り終え、漆喰仕上げ部分へ。防水シート、ラス網を張り、その上にモルタルを塗り、乾燥させます。
雨樋
樋の取付。建物に降った雨を集めて地面の排水口へ流す排水設備です。耐久性の高いガルバリウム雨樋を使用しています。
家具工事
内部では家具造作中。キッチンカウンターやキッチンバック、棚類など、大工さんが丁寧に造っていきます。
漆喰
仕上げの漆喰塗を行います。 漆喰は気硬性といって、空気に触れることで固まる性質があります。
タイル工事
トイレや洗面室の床にタイル貼ります。ひんやり感を軽減したサーモタイルを使用します。
壁仕上げ
内部では壁に石膏ボードを張っていきます。そして、ビス穴や隙間にパテ処理をして、土佐和紙を貼っていきます。
壁仕上げ②
土佐和紙を貼っていきます。自然素材で無添加の和紙は、湿度や誇埃を吸収する性質があります。紙の繊維に乱反射するため、光がやわらかく感じます。
トイレと洗面室
便器が設置されました。洗面台は造作で、鏡を付ければ完成です。
キッチンカウンター
造作のキッチンカウンターにシステムキッチンを設置。リビング側には、小物や本などの収納スペースを備えています。
シューズクロークと照明器具
こちらも造作のシューズクロークです。そして照明器具の取付が終わり、点灯チェック。
木製建具とロフト
木製建具が入り、立派なロフトスペースが仕上がりました。ロフトの天井の高さは建築基準法により1.4m以下という制限が設けられています。
玄関ポーチ
型枠が組まれ、コンクリートを流して固めます。
梯子
ロフトへ上がるための梯子。こちらも大工さんの手作りです。
ウッドデッキ
内部の工事が終わり、外部の木工事へ。3帖程のウッドデッキが仕上がりました。とても眺めが良く、ウッドデッキで過ごす時間を楽しめそうです。
ペンダントライト
ダイニングキッチンには、お洒落なペンダントライトが付きました。
完成
「趣味と木を楽しむ家」が完成しました。 焼杉、漆喰、淡路瓦を用いた和の外観が特徴です。
完成
内部は勾配天井のあるLDK。 奥にははしごで登るロフトを設けています。手芸などの作業スペースと物入となります。